5月30日のゼミ活動で、サイボウズ本社に訪問させていただきました。
野水克也様に、日本社会のこれから、働き方改革、Kintoneの可能性についてお話していただきました。
変化する働き方
従来の働き方は、オフィスに来てその人しかできない業務をこなす、つまり拘束時間が存在し、代わりが効かず穴が空いたら混乱を生むような働き方が多いですが、サイボウズは全く違う働き方が存在していました。
リモートで業務をこなす人、副業をしながらサイボウズで働く人、好きなことを勉強しながら働く人、、様々な働き方があることを教えていただきました。
リモートワークはオフィスに来れないから止むを得ず取る手段ではない。
「100人いたら100通りの働き方がある」
この考えを基に、一人一人の働き方への望みに寄り添い、誰もが働きやすい環境を作ろう、というサイボウズの社員に対する思いが伝わって来ました。
では、オフィスが存在する理由は何なのか?
「オフィスは人と会う場所である」と野水さんはおっしゃっていました。デジタルではできない、人と対面してコミュニケーションを取る場所がオフィスであり、必ず仕事をしに来なければならないわけでもないし、来なかったからと言って責められることでもない。現在の日本社会において新鮮で、広まるべき考え方であると感じました。
サイボウズのオフィスは、緑や青が自然を感じさせ、開放的で誰とでもコミュニケーションが取りやすい空間だと感じました。
Kintoneが実現する社会
サイボウズでの自由な働き方には、Kintoneが大きな影響を与えています。
Kintoneはクラウド上に業務に関する情報を集めることができるシステムで、いつでもどこでも、誰でもアクセスし業務をこなすことができるのです。
Kintoneでは、情報の一元化と同時にリモートワーク、ワークシェアを可能にするだけでなく、面倒な書類作成から提出、社内だけでなく他社への業務依頼までできてしまうのです。それが自由な働き方改革につながることを教えていただきました。
一見、クラウドやITと聞くと難しそうで機械に強くないと使えないのでは、、と思ってしまいますが、実際に触れてみると、ドラッグ&クリックだけで多くの業務ができてしまいました。
こうして最新技術に触れ、その後の生活のどれだけ大きな影響を与えるのかを正しく知ることが重要で、使ってみないことには何が起こるのかも分からないし、慣れない限り使えるようにもならないと改めて思いました。
変化に柔軟に対応し、それを受け入れることが時代の変化を生むのだなと感じました。
また、Kintoneを導入することで、1人1人に合わせた働き方が実現し、手間のかかる業務削減による業務効率化、ワークシェアによる個人の業務負担率の低下、など現在の日本社会における課題を解決するきっかけとなるのではと感じました。
サイボウズが大切にしていること
サイボウズでは、「自立」と「多様性」を大切にしていると教えていただきました。
「自立」とは、孤独に耐えて生きていくスキルではなく、たくさんの人や環境に支えられている状態だと学びました。サイボウズでは、働きやすい環境、社員が助け合い、支え合える関係性があるからこそ、自分たちの好きなことも両立しながら自由に働くことができるのだと思いました。
また、様々な価値観や多様性が溢れる会社であって欲しい、と多様性を柔軟に受け入れる会社全体の姿勢が、より良い雰囲気を生み、働き方改革も進んでいくのだと思います。
このような風潮が社会全体に浸透すれば、就業環境は必ず良くなります。
そんな社会をこれからの世代を担う者が作っていかなくてはならないのだと思いました。
最後に、お忙しい中、貴重なお時間を我々学生のために充ててくださった野水様、そして場所を貸していただきましたサイボウズ様に、この場をお借りして感謝申し上げます。
(3年 野村)
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