フィリピン合宿レポート三日目(萬世チーム)

この光景をテレビで見たことがある方は多いのではないでしょうか?

これは、いわゆるフィリピンのゴミ山で、「ウェイストピッカー」というゴミ拾いで生計を立てている人たちがたくさん暮らしている場所です。

本日はこのゴミ山のすぐ横でリサイクル事業を行っている、日本企業の萬世リサイクルシステムズ様の工場にお伺いさせていただきました。

この工場では、ゴミとして出た廃プラスチックを環境に優しい燃料に生まれ変わらせ、企業に販売するということを行っています。買い取ったゴミを手選別で仕分け、機械で細分化し、圧縮して、燃料の完成です!

そしてこの工場で働いているのはなんと、ゴミ山の近くで暮らしている元ウェイストピッカー達なのです!

彼らに話を伺うことができました。

「この工場で働き始めて、仕事内容にはとても満足している。萬世のような企業にどんどんきてもらいたい。」従業員の1人であるロリーさんはこう言いました。

しかし、すべてがうまくいっているかというとそうではなかったのです。

工場で作った燃料が価格変動や交渉の難航によって買い手が見つからず、工場内に蓄積していたのです。そしてそれにより、従業員に給料が払われていません。私たちはこの状況に驚き、工場の運営を持続させるのは難しいことだと感じました。


いよいよ我々の海外フィールドワークも半ばを迎えました。まだまだ目が離せませんよ!ご期待ください。

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